この度、本校の売店でパンを販売していただいている「ベーカリーうさぎ」さんのご厚意により、
AED(自動体外式助細動器)を新たに2台寄贈していただくことになり、設置に伴って教職員を
主な対象としてAED及び心肺蘇生方法の講習会を、セコム(株)さんにしていただきました。
心停止してから、1分経過するごとに7~10%蘇生率が低下していくと言われています。
講師の先生のお話では、現在、救急車の通報後の到着までの平均時間は8.2分だそうです。
もし、救急車が到着するまで何もしなかった場合、蘇生率は10%~20%。極めて厳しい状態です。
ですが、その間に心肺蘇生法(心臓マッサージおよび人工呼吸)とAEDによる処置をし続けていれば、
蘇生率は格段に向上することは言うまでもありません。
最近では、街中の様々なところでAEDが設置してあるのを見かけます。
(なんと、日本はAED普及率が世界一だそうです。)
学校の中だけでなく、いつ、どこで、自分の目の前で人が倒れる状況に遭遇するか分かりません。
そうした状況を目の前にしたときに、積極的に人命救助に関われるよう日頃の訓練の必要性を
感じました。本校では保健の授業でもAEDの使用方法について講習を行っています。
また、今回受講できなかった部活動の生徒を中心に、再度講習会を設けることを予定しています。